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今後予測される経済危機にどう対処するか――新しく来る未来の社会を展望する as/3669.html
森川林 2019/04/06 03:22 

 2020年11月の米大統領選の直後に株価が大暴落するという予測があります。
 そして、株価の暴落と並行して、ドル基軸体制が崩壊し、ハイパーインフレになるとも言われています。
 そこに、現在のアメリカを中心とした農業危機が加われば、食料などは更に高騰するでしょう。

 誰もが、今の先進国のマネー印刷バブルの限界に気づいています。
 しかし、このバブルの崩壊を止める方法はもうないようです。
 リーマンショックの対策で、どの国も金融政策の材料を使い尽くしてしまったからです。

 アメリカのドルが崩壊すれば、ドル資産を大量に抱えている日本も無事ではいられません。
 ただし、国債のほとんどが国内で保有されている日本は、むしろ世界のマネーの逃避先になり、日本だけは円も株価も高騰するという予測もあります。
 しかし、日本も含めた世界的な規模で、これまでのバブル経済の上に成り立っていた多くの産業は衰退し、それに伴ってあらゆるところで倒産や失業が生まれるでしょう。

 先進国のGDPを形成しているものの中には、人間にとって本当は価値のないものが大量に含まれていました。
 その典型が軍事費ですが、それ以外にも、多くの人が仕事に携わっているその仕事そのものが、深く考えれば人間にとって本当には価値のないものであるということがかなりあったのです。

 だから、今後予測される経済危機のあとに来る社会は、真に価値あるものが経済の中心になる社会です。
 その真に価値あるものとは、第一に創造です。そして、第二はその創造の土台となる向上です。第三は社会への貢献です。第四は幸福です。
 人間の生きる目的でもある、幸福、向上、創造、貢献が、最後に価値あるものとして残るものなのです。

 これらの真に価値あるものの中でも、最も大事なものは、新しい創造を生み出すことと、その創造を生み出せるように子供たちを成長させることです。
 だから、未来の社会は、創造と子供たちの成長を軸にして成り立つ社会になるのです。

 しかし、そのような先の展望があるとしても、とりあえず人間は当面の経済危機に対処しなければなりません。
 ここで考えなければならないのは、バブルの崩壊によって失われる虚構の経済があると同時に、ほとんどの人の日常生活は実質的な意味のある経済で成り立っていたことです。
 ものを食べたり、電車に乗ったり、本を読んだり、勉強をしたりするのは、バブルの崩壊とともに失われる虚構の経済と同じものではありません。

 だから、ここでバブル崩壊によって失われるマネーとは別に、意味のある経済を支えるマネーを作っておく必要があるのです。
 その手段として最適なものが仮想通貨です。

 本来であれば、国が公式の仮想通貨を発行し、その仮想通貨によってベーシックインカムを国民全員に支給し、それで生活に必要な経済を回していくのがいいのです。
 しかし、そういうことが果たしてできるかどうかはわかりませんから、自分たちで独自に対策を立てておく必要があります。

 そこで、言葉の森が考えているのは、経済危機と同時に、言葉の森の生徒全員に、勉強の継続に必要は仮想通貨を発行することです。
 ベーシックインカムのように、毎月定期的に通貨を発行すれば、その通貨で勉強を続けることができます。
 そして、講師の給与も仮想通貨で支給するようになります。
 また、新しく教材を作ったり、新しい講座を始めたりする人は、自分の持っている仮想通貨を増やすことができます。
 このようにして、バブル崩壊で失われるマネーとは別に、生活に必要な意味ある経済を独自の通貨で回していくのです。

 では、衣食住などのリアルに必要なものはどうするかというと、それはそれで別の対処の仕方が考えられます。
 そのひとつは、リアルな必需品を流通させる別の仮想通貨圏と連携することです。

 教育や文化を中心とした経済のよいところは、誰もが消費者であるとともに生産者になれることです。
 これまでの工業生産を中心とした経済の特徴は、生産が少数の企業によって担われ、ほとんどの人が消費者であるとともに、企業に雇用される労働者であったことです。
 この仕組みは、経済の発展期には社会を豊かにする原動力になりましたが、生産力が飛躍的に上がり、生産者が更に少数の企業に集中するにつれて貧富の格差を生み出し、それが結局はバブル経済を生み出し、経済そのものの崩壊を招くようになったのです。

 新しい社会は、農業と工業における高度に発達した生産力は、そのまま湯水のように利用できる豊かな社会になります。
 そして、人が消費することを求めるものは、教育的文化的なものになり、それはまた、人がそれぞれの個性を生かして生産できるものになるのです。

この記事に関するコメント
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森川林 20190406  
 今のままの経済社会がうまく回っていくと思っている人はほとんどいません。
 しかし同時に、このあとにいい社会が来ると思っている人は多くいます。
 それも特に、日本を中心にいい社会が生まれるのです。
 その土台となるものが、情報通信技術の発達と、日本にある教育と文化の伝統です。


nane 20190406  
 ゴルフやサッカーもひとつの経済の裾野を生み出していますが、それら自体に価値があるのではありません。
 サッカーの勝敗をもとにけんかが始まることがあるというのを、他の惑星の人が見たら不思議に思うでしょう。
 大事なことは、そのもの自体の価値ではなく、それが流通していることなのです。
 だから、これからの社会に必要なのは、新しく流通するもので、しかもそれ自体に価値があるものを見出すことです。
 それが創造を中心とした文化と教育で、その流通が加速できるのは、それらが誰もが消費するとともに、誰もが生産できるものであるからです。
 だから、言葉の森で、寺子屋オンラインと森林プロジェクトを始めたのです。


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寺オン作文クラス・発表学習クラスの見学受付中――自分から進んで取り組むときに、子供は最も成長する as/3668.html
森川林 2019/04/05 07:34 
△2018年の那須読書作文キャンプより

読解検定、読書読解作文キャンプ、那須家族キャンプも参加受付中

 子供たちが成長するのは、自分から進んで何かに取り組むときです。
 しかし、今の子供たちを取り巻く環境は、子供たちが受け身で過ごせるサービスで満ち溢れています。
 勉強は、人から教えられるのを待ち、与えられたテストを受けるだけのものになりがちです。
 遊びも、人から提供されるものに従い、与えられた枠内で満足するものになりがちです。

 勉強も、遊びも、自分から進んで行えるようになるためには、大勢の中のひとりではなく、自分の参加がみんなから認められる少人数の集まりが必要です。

 言葉の森が寺子屋オンラインで行っている「発表学習」と「寺オン作文」は、一人ひとりが自分らしさを生かせる少人数のクラスでの勉強です。
 ここで勉強すると、友達とのやりとりの中で自然に意欲がわき、自分らしさを生かし、考える力を伸ばし、他の人とのコミュニケーション力が身につくようになります。
 この、創造力、思考力、共感力は、これからの教育で最も重視されていくものです。

 従来型の勉強の、知識の詰め込みと大量の宿題と長時間の学習と競争による意欲づけは、もう時代遅れです。
 人間は、必要になったときは、いくらでも勉強します。
 それまでは、自分から進んで学ぶことの面白さを味わっておくことが最も大事なことなのです。

新しい学力がつく「発表学習クラス」の見学ができます(見学は言葉の森の生徒のみです)
 各クラスとも定員があります。

小学3・4年生……火曜17:00(きら先生)
小学3・4年生……水曜18:00(きら先生・かなた先生)
小学4・5年生……木曜18:00(むらた先生)
小学5・6年生……火曜19:00(つかだ先生・とうこ先生)
小学5・6年生……金曜19:00(きら先生)

費用は月額2,160円(3,240円に改定の予定あり)。
見学のご希望はお電話でお申し込みください。電話0120-22-3987(平日9:00~20:00)

 理科の実験や社会の調査を中心に、国語や算数の問題作成も含めて、自由に研究してきたことを発表します。
 発表のあと、互いの質問や感想を述べるので、発表力とともにコミュニケーション力が育ちます。
 多くの子供たちの発表力を育てるために、利益を度外視した受講費用にしています。

一歩進んだ作文を書く「寺オン作文クラス」の見学ができます
(見学は言葉の森の生徒のみです)
 各クラスとも定員があります。

小学1・2年生……日曜 9:00(なね先生)
小学1・2年生……月曜16:00(なね先生)
小学1・2年生……火曜16:00(なね先生)
小学2・3年生……土曜10:00(ゆた先生)
小学3・4年生……水曜17:00(ほえみ先生)
小学3・4年生……木曜17:00(きら先生)
小学3・4年生……土曜 9:00(まこ先生)
小学3・4年生……土曜10:00(きら先生)
小学4・5年生……月曜18:00(ゆた先生)
小学4・5年生……木曜19:00(きら先生)
小学4・5年生……土曜 9:00(わたみ先生)
小学5・6年生……金曜18:00(きら先生)
小学5・6年生……土曜 9:00(なね先生)
小6・中1年生……水曜16:00(きら先生)
小6・中1年生……木曜19:00(とうこ先生)

費用は、電話通信から移行する場合はかかりません
電話通信と並行して受講する場合は月額2,160円(3,240円に改定の予定あり)。
見学のご希望はお電話でお申し込みください。
電話0120-22-3987(平日9:00~20:00)


 毎週、その週の作文について準備してきたことを発表します。
 そのため、作文を書く前の事前の準備が充実します。
 準備の発表のあと、質問や感想の時間をとり、そのあと、作文を書きます。
 互いの準備の話が参考になり、実例や感想に広がりが出ます。
 自分の言いたいことをわかりやすく発表する力がつき、相手の話を聞き取る力がつきます。
 また、毎週、読書の紹介を行うので、本を読む習慣が自然につきます。
 読書の紹介と暗唱の発表は、発表学習クラスでも行っています。

読解検定試験4月
(言葉の森の生徒以外の方も参加できます)

4月21日(日)10:00~10:45
オンライン会場(自宅から参加できます)
費用は540円(言葉の森の生徒以外は2,160円)。
ホームページに参加フォームあり

 読解検定試験の問題は、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」に書かれている解き方を生かした問題で、言葉の森の「読解マラソン」で使用しているのと同じ問題です。
 対象は、小学1年生から高校3年生までで、この読解問題で満点を取ることを目指すことによって確実に国語力がつきます。
 事前に問題文を読めるようにしているので、試験時間は早い人は15分ぐらいで終了します。
 Zoomを使ったウェブ会議システムの試験なので、パソコン又はスマホで自宅から参加できます。

読書読解作文キャンプ
(言葉の森の生徒以外の方も参加できます)

4月20日(土)14:00~21日(日)14:00
横浜港南台教室(JR根岸線港南台駅徒歩4分)
費用は16,200円(言葉の森の生徒以外は18,360円)。
ホームページに参加フォームあり

 港南台教室の中で、テントとシュラフで宿泊します。
 読書、読解検定、作文の時間と、自然の中で遊ぶ時間とがあります。
 教室の近くに、バーベキュー広場、図書コーナー、自然観察の森、おふろの王様、ログハウス、温水プールなどがあり、ほとんどが徒歩か車10分程度で行ける場所です。
 子供たちの自主性を生かし、自由な交流の時間を中心としたキャンプです。

ゴールデンウィークの那須家族キャンプ
(言葉の森の生徒以外の方も参加できます)
4月29日~5月5日で日程は自由に選べます
那須塩原駅から車で30分(送迎あり)
費用は大人1泊4,320円、子供1泊3,240円(言葉の森の生徒以外はプラス500円)。
ホームページに参加フォームあり

 家族のキャンプに、言葉の森の那須合宿所を使えます。他の家族の子供たちと交流ができ、自然の中で遊ぶ時間と、読書作文の時間を持てます。(参加は自由です)
 寝具は、二段ベッドとシュラフです。食事は、近くのレストランを利用するか、合宿所で調理するかを選べます。

夏休みの那須家族キャンプ
(言葉の森の生徒以外の方も参加できます)
 日程は7~8月で、詳細は現在計画中です。

Online作文教室言葉の森 電話 0120-22-3987
234-0054 横浜市港南区港南台4-21-15

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森川林 20190405  
 小学生の生活で最も大事なことは、楽しく過ごすことです。
 笑顔でいる時間が長いほど、頭脳も体力も成長していきます。
 もちろんこれは中学生でも高校生でも大人でも同じですが、小学生時代は特に幸福に生きる基礎を作る大切な時期です。
 この時期の過ごし方をひとことで言えば、「よく遊び、よく学べ」です。
 そして、遊びの方にウエイトを置いていた方が、子供はバランスよく成長するのです。


nane 20190405  
 令和の時代になることが決まってから、急に活気が出てきたようです。(言葉の森だけかもしれませんが(笑))
 先日のキャンプでも実感しましたが、子供たちは本当に生き生きと遊んでいます。
 そして、勉強もしっかりしています。
 お母さんやお父さんはいろいろなことを心配しますが、こういう子供たちを見ていると全く心配は要りません。
 みんな、それぞれに自分らしい人生を歩み、立派に成長していくと思います。


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Re: 11月 森川林
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